リニューアル直後のGoogle Cloud Professional Data Engineer試験に挑戦!模擬試験に頼らず合格した方法
Google Cloud Professional Data Engineer(PDE)
2024年1月30日、Google Cloud Professional Data Engineer (PDE) 試験の日本語版がリニューアルされました。それまで多くの受験者が頼りにしていたUdemyなどの模擬試験問題集は、リニューアル後の試験内容には対応しておらず、同じ問題が一問も出題されないという厳しい状況に直面しています。模擬試験問題集の更新が追いつかない中、2024年7月、私はこのリニューアルされたPDE試験に挑み、見事に合格することができました。このブログでは、その体験談と合格までのプロセスを詳しくお伝えします。
リニューアル後の試験内容とは?
2024年のリニューアルでは、試験内容に大幅な変更が加えられました。特に機械学習関連の部分が削除され、新しいデータ分析サービスやデータメッシュに関連するトピックが追加されています。以下に、主な変更点をまとめました。
縮小されたところ
- 機械学習関連の部分: AI PlatformやBigQuery MLを使ったモデルの再トレーニングなど。
- ML関連のAPI: Vision API、Speech API、AutoML。
- 機械学習モデルの再トレーニング: AI Platform Prediction、AI Platform Training、Kubeflow、Spark ML。
新たに追加されたところ
- 最近追加されたデータ分析サービス: Dataplex、Data Catalog、BigQuery Omni、BigLakeなど。
- データメッシュ関連: Dataplex、Data Catalogを中心としたデータガバナンスと管理。
- Datastream: リアルタイムデータの複製とストリーミングに関連する新しいサービス。
- Dataform: データパイプラインの管理とオーケストレーションを容易にするための新しいツール。
- Workflows: 複雑なタスクや処理を自動化するためのワークフロー管理サービス。
- Analytics Hub: データ共有を効率化するためのBigQueryの拡張機能。
参考にした公式ページ
リニューアルされた試験に対応するために、以下の公式ドキュメントを参考にしました。
試験当日、直前にリニューアルを知る!
試験当日の午前中、私はリニューアルの事実を知りました。通常なら十分な準備期間を持つべきところを、直前までUdemyの模擬試験問題集に頼っていたため、全く対応できていないことが判明。この瞬間、焦りと不安が一気に押し寄せました。
とはいえ、試験までの時間は限られており、できることをするしかありません。急いで公式ドキュメントを確認し、重要ポイントを押さえました。数時間の詰め込み学習で頭に入れた情報はごくわずかでしたが、試験に挑むしかない状況でした。
試験対策のヒント
今回の経験から、模擬試験問題集に頼るだけでは不十分であることを痛感しました。特にリニューアルされた直後の試験では、以下の点に注意して対策することをお勧めします。
公式ドキュメントを徹底的に活用する: 最新の情報は、Google Cloudの公式ドキュメントに最も正確に記載されています。試験範囲に該当するサービスや概念について、直接的に理解を深めることが重要です。
最新のトピックにフォーカスする: リニューアル後の試験は、新しい技術やサービスに関連した問題が多く出題される可能性があります。例えば、DataplexやDataform、Datastreamなどの新しいサービスに関する知識を優先的に学びましょう。
リアルタイムな情報収集を怠らない: 試験のリニューアルが行われた直後は、コミュニティやフォーラムでの情報収集が役立ちます。最新の試験傾向や対策に関する情報を他の受験者から得ることができるため、積極的に活用しましょう。
合格のポイント
50問目まで解いた後、私は残った時間をフルに使い、記憶を絞り出して回答をもう一度見直しました。確か3問ほど答えを修正したと思います。以下のポイントが合格の鍵だったと感じています。
- 問題に対する慎重なアプローチ: 模擬試験問題集の答え合わせに終始せず、解説をしっかりと読んで理解したことが大きかったと思います。また、公式の情報を読んで一度だけ紙に書きました。少しだけ記憶に定着したと思います。
- 時間の使い方を工夫する: 試験時間をフルに使い、焦らずに問題を解くことで、より正確な回答を導き出すことができました。模擬試験問題集に載っていない問題がでても、自分の理解とGoogle Cloudのベストプラクティスを信じましょう。
- Udemyの解説を理解する:正直、今回は当日朝までUdemyでしか勉強していませんでした。問題を解いて正解を確認し、解説を読んで理解するを1回行った後は、ひたすら問題を解いて答え合わせをして、「問題と答えを覚える」という作業をしてましたが、自分が納得できない箇所や曖昧なところは、Udemyの解説をしっかりと読むようにしていました。それが今回の勝因だったと思います。
結論
リニューアルに対応していないUdemyでも、しっかりと解説を読んで理解していれば合格できます!
リニューアル直後のPDE試験に挑むという状況で、合格できたことは非常に嬉しい経験でした。同じ状況に置かれている方々には、公式ドキュメントや最新情報を積極的に活用することで、合格の可能性を高めることをお勧めします。試験は難しく感じるかもしれませんが、諦めずに取り組むことで必ず道は開けます。
もしこの記事が役に立ったと感じたら、ぜひコメントで感想をお聞かせください。
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