スクラッチでマリオ風のアクションゲームを作ってみる(その7)
7.下から攻撃する
作り方まとめページがあるよ→ 記事まとめ
前回の続きです。 6.敵を出す
7-1:頭がぶつかる場所をつくる
「キャラクター」に頭がぶつかったか調べる用のコスチュームを作ります。
「キャラクター」を選択して「コスチューム」を開きましょう。
「判定用」コスチュームを選択して、四角の上を少し下げておきます。
(ネコのひたいぐらいまで下げよう)
「判定用」を右クリックして「複製」します。
コスチュームの名前を「判定用あたま」にします。
四角のサイズを小さくして、「判定用」より少し上にでるようにしましょう。
こういう感じにコスチュームが4つになります。
※ 「判定用あたま」の色は好きな色にしてください
7-2:「ぶき」をつくる
新しいスプライトを「描く」で作りましょう。
スプライトの名前を「ぶき」にします。
ここで、「キャラクター」のコスチュームに切り替えます。
「判定用:あたま」を選択してください。
そして、画像の「コピー」ボタンを押します。
つぎに、「ぶき」のコスチュームに切り替えます。
そして、画像の「貼り付け」ボタンを押します。
貼り付けた画像の上に、細長い四角を描きましょう。
そして、貼り付けた画像を削除します。
コスチュームの名前を「ぶき」にしておきます。
「ぶき」のスプライトの「大きさ」を 40 にします。
※ 絵を描いてからでないと「大きさ」を変えられないよ
大きさを40にしたときに壁を突き抜けるぐらいの長さになっていればOKだよ。
7-3:すべてのスプライト用の変数を作る
「キャラクター」から「ぶき」を表示するための変数を作ります。
「キャラクター」と「ぶき」のどちらのスプライトからも使えるように、「すべてのスプライト用」変数にします。
作る変数は次の3つです。
・「ぶきを出す」
・「ぶきのX」
・「ぶきのY」
「変数」から「変数を作る」ボタンを押しましょう。
↑と同じように名前を変えて「ぶきのX」と「ぶきのY」も作りましょう。
作った3つの変数に、画面に表示するチェックが入っていたら外しておきましょう。
7-4:「キャラクター」が頭をぶつける
「キャラクター」のスプライトのコードを開きます。
「ブロック定義」から「ブロックを作る」ボタンを押します。
ブロックの名前を「攻撃する」にして新しいブロックを作りましょう。
「攻撃する」ブロックに次のコードを追加します。
・コスチュームの名前を変数に入れる
・コスチュームを「判定用あたま」に変える
・「kabe」に触れたか調べる
・コスチュームを元に戻す
次に、頭がぶつかったときに「ぶき」を出すための変数を設定します。
・「ぶきを出す」を「はい」にする
・「ぶきのX」を「キャラクター」の「X座標」にする
・「ぶきのY」を「キャラクター」の「Y座標」にする
「(キャラ移動)を受け取ったとき」ブロックに「攻撃する」ブロックを追加します。
7-5:「ぶき」を出す
「ぶき」のスプライトを選択してコードを開きましょう。
「イベント」から「(キャラ移動)を受け取ったとき」ブロックを取り出します。
「制御」から「ずっと~」繰り返すブロックを取り出してくっつけます。
「ずっと~」繰り返しブロックの中に次のコードを追加します。
・「もし「(ぶきを出す)=(はい)」なら~でなければ」ブロックを追加
・「~なら」の中に次のコードを追加する
「表示する」
「X座標を(ぶきのX)にする」
「Y座標を(ぶきのY)にする」
「(ぶきを出す)を(いいえ)にする」
・「でなければ~」の中に次のコードを追加する
「隠す」
試しに、「隠す」ブロックを外して実行してみましょう。
「ぶき」が出たところが見えます。
「隠す」ブロックを元に戻しましょう。
「ぶき」が見えないようにします。
「はたが押されたとき」ブロックに「(幽霊)の効果を(100)にする」ブロックをくっつけましょう。
7-6:「てき」が「ぶき」に当たる
「てき」のスプライトを選択してコードを開きます。
「ブロック定義」から「ブロックを作る」ボタンを押しましょう。
新しいブロック「ぶきに当たる」ブロックを作成します。
「ブロック定義」から「ぶきに当たる」ブロックを取り出します。
次のコードをくっつけましょう。
・「コスチュームを(判定用)にする」
・「もし「(ぶき)に触れた」なら」を追加して中に
「最初の位置に移動する」ブロックを入れる
・「コスチュームを(Crab-a)にする」
「(キャラ移動)を受け取ったとき」ブロックに「ぶきに当たる」ブロックをくっつけます。
実行してみましょう。
7-7:「アイテム」が「ぶき」に当たる
「アイテム」のスプライトを選択してコードを開きましょう。
「ワープする」ブロックを見つけましょう。
「演算」から「○または○」ブロックを取り出します。
「ワープする」ブロックにある「(キャラクター)に触れた」ブロックを左側の○に移動します。
右側の○には「(ぶき)に触れた」ブロックを入れましょう。
作った「「(キャラクター)に触れた」または「(ぶき)に触れた」」ブロックを元の位置に戻します。
実行してみましょう。
7-8:やってみよう
「てき」が「ぶき」にぶつかったとき、飛び上がってそのまま進むようにしてみよう。
ヒント:
「最初の位置に移動する」ブロックのところを変えるよ。
次の記事だよ → 8.敵を気絶させる
プロジェクトが作れなかった場合は、動きだけでも見てみてね。
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