その7.PHP8をインストールする
VMインスタンスを作成した時点ではPHPがインストールされてませんでした。
そこで、PHP8をインストールして「Hello World!」を出そうと思います。
OSの確認
GCPのメニューからVMインスタンスの対象サーバを選択して、ブートディスクの記載を確認します。
もっと詳しく見てみます。
VMインスタンスにSSH接続してOS情報を確認するコマンドを実行します。
# cat /etc/os-release
実行結果です。
PRETTY_NAME="Debian GNU/Linux 9 (stretch)"
NAME="Debian GNU/Linux"
VERSION_ID="9"
VERSION="9 (stretch)"
VERSION_CODENAME=stretch
ID=debian
HOME_URL="https://www.debian.org/"
SUPPORT_URL="https://www.debian.org/support"
BUG_REPORT_URL="https://bugs.debian.org/"
Debian9 に PHP8をインストールしていきます。
PHP8をインストールする
下記、参考にした記事になります。(英語)
ほぼそのままのコマンド入力になります。
対象サーバにSSH接続します。
■ システムを最新にアップデートする
下記、2つのコマンドを順に実行します。
sudo apt update
sudo apt -y upgrade
念のため再起動をしました。
sudo reboot
■ PHPパッケージのaptリポジトリをDebianサーバに追加する
下記引用です。
Debian用のPHP8パッケージは、DEB.SURY.ORGリポジトリで入手できます。必要な依存関係をインストールします。
sudo apt update
sudo apt install -y lsb-release ca-certificates apt-transport-https software-properties-common
リポジトリへの追加コマンド。
echo "deb https://packages.sury.org/php/ $(lsb_release -sc) main" | sudo tee /etc/apt/sources.list.d/sury-php.list
リポジトリキーのインポート。
wget -qO - https://packages.sury.org/php/apt.gpg | sudo apt-key add -
パッケージインデックスの更新を実行。
sudo apt update
■ Debian9 に PHP8 をインストールする。
インストールコマンドを実行します。
sudo apt install php8.0
途中で [Y/n] を聞かれるので Y を押してエンターします。
インストールが完了したらPHPのバージョンを確認します。
php -v
下記内容が出力されました。
PHP 8.0.1 (cli) (built: Jan 12 2021 14:01:16) ( NTS )
Copyright (c) The PHP Group
Zend Engine v4.0.1, Copyright (c) Zend Technologies
with Zend OPcache v8.0.1, Copyright (c), by Zend Technologies
これで PHP8 のインストールが完了しました。
PHP8の拡張機能をインストールする
拡張機能の一覧を表示します。(引用)
php8.0-bcmath php8.0-curl-dbgsym php8.0-gmp-dbgsym php8.0-mysql php8.0-pspell-dbgsym php8.0-tidy
php8.0-bcmath-dbgsym php8.0-dba php8.0-imap php8.0-mysql-dbgsym php8.0-readline php8.0-tidy-dbgsym
php8.0-bz2 php8.0-dba-dbgsym php8.0-imap-dbgsym php8.0-odbc php8.0-readline-dbgsym php8.0-xdebug
php8.0-bz2-dbgsym php8.0-dev php8.0-interbase php8.0-odbc-dbgsym php8.0-snmp php8.0-xml
php8.0-cgi php8.0-enchant php8.0-interbase-dbgsym php8.0-opcache php8.0-snmp-dbgsym php8.0-xml-dbgsym
php8.0-cgi-dbgsym php8.0-enchant-dbgsym php8.0-intl php8.0-opcache-dbgsym php8.0-soap php8.0-xsl
php8.0-cli php8.0-fpm php8.0-intl-dbgsym php8.0-pgsql php8.0-soap-dbgsym php8.0-zip
php8.0-cli-dbgsym php8.0-fpm-dbgsym php8.0-ldap php8.0-pgsql-dbgsym php8.0-sqlite3 php8.0-zip-dbgsym
php8.0-common php8.0-gd php8.0-ldap-dbgsym php8.0-phpdbg php8.0-sqlite3-dbgsym
php8.0-common-dbgsym php8.0-gd-dbgsym php8.0-mbstring php8.0-phpdbg-dbgsym php8.0-sybase
私は下記内容でインストールしました。
sudo apt install php8.0-{mysql,cli,common,imap,ldap,xml,fpm,curl,mbstring,zip,gd}
インストールされているモジュールを確認します。
php -m
PHPで「Hellow World!」を表示する
サーバのドキュメントルート(私の場合は/var/www/html)にhellowworld.phpを配置します。
Debian + Apache の場合は ドキュメントルートは下記ファイルに設定されています。
/etc/apache2/sites-available/000-default.conf
■ hellowworld.php の中身です。
<?php
echo 'Hellow World!';
?>
ブラウザのURLに下記アドレスを入力します。
(サーバの外部IP)/hellowworld.php
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